錦江幼稚園は、宗教法人日本キリスト教団明石教会が設置する文科省認定の幼児教育機関です。錦江幼稚園は、明石の子どもたちの健やかな成長を願った明石教会の先人たちによって1892年に設立されました。

　錦江幼稚園の保育の根底にあるのは、「一人ひとりが神様に愛されている」というキリスト教の考えです。明石の地で長い歴史を刻んできた錦江幼稚園は設立当初から変わらずに、この考えのもとで子どもたちを心から愛し、向き合い、ありのままの姿を大切にしてきました。自分が愛され、大切にされていることを知ることによって、他者を愛し、大切にする心が養われていきます。

　錦江幼稚園では、子どもたちの成長と人格形成の基礎を培うために、「自由保育」「統合保育」「キリスト教保育」を三つの柱として大切にしています。

　「自由保育」は、できる限り自由な空間の中で、子どもたちが主体的に遊びの中から人間関係を含めた様々な経験を通して、自らの学びを深めていくこと。「統合保育」は、自分とは異なる友達の個性に目を向け、認め受け入れていく過程のの中で、競うのではなく、子どもたちがより自分らしく成長していくこと。「キリスト教保育」は、目には見えない神様の大きな愛の中で成長していることを知り、大切にすることを通して、安心と感謝の心が養われるとともに、自分も含めた目には見えない心や気持ちを大切にすること。これらのことを大切にし、子どもたちの成長に何が必要か、一人ひとりの個性に向き合いながら行き届いた保育を目指しています。

　錦江幼稚園の教師陣は子どもとよく遊び、共に学び、一人ひとりの成長に寄り添います。教師陣の幼児教育の高い専門性もさることながら、温かく愛に満ちた幼稚園生活を子どもたちが送ることができるように教師一人ひとりが日々心と思いを込めて保育にあたっています。錦江幼稚園で過ごす日々が子どもたちの未来を支える土台となることを願っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                             錦江幼稚園

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　園長　石田　求